「抱きキャン」=抱っこしてキャン!となくこと。
獣医さんから教えてもらいました。
2020年10月、ちゃちゃマロは椎間板ヘルニアと診断されました。
抱っこした瞬間、「キャーーーン!」となき叫ぶような声。
これはおかしい!!と病院へ連れて行きました。
ちゃちゃマロも大変衝撃的なことで震えてばかり...
もちろんその感情は、かーちゃんにも伝わってきます。
かーちゃんに抱っこされて痛い=かーちゃん何かした😱?
と疑っているのかなぁ…と思うほど、かーちゃんにさえ警戒をしており、しばらくの間はいつもの「ずぴぃ」という可愛らしいいびきを聞くことさえできませんでした😭
椎間板ヘルニアは状態によってグレード1〜5まであるようで
グレード1:麻痺はなく、痛みだけ。
グレード2:自力で歩けるものの、軽い麻痺が出ている。
グレード3:自力で歩くことができない。
グレード4:完全に麻痺して自力で歩けず、排泄もできない。
グレード5:完全に麻痺して自力で歩けず、排泄もできない。さらに深部の痛覚がなくなる。
幸いにも麻痺は出ておらず「グレード1」との診断でした。
でも、決して痛みが弱いという意味のグレードの数値ではありません。
完治させようとすると手術が必要。
しかし、手術をして治ったと思っても再発の可能性はあること。
いずれにせよ付き合っていく必要がある。
と獣医さんから言われました。
「付き合っていく」
その言葉を聞いた瞬間に「どきっ」としたことを覚えています。
かーちゃんも初めてのことで、当初は
と痛みに震えるちゃちゃマロを見ては涙が溢れました。
しかし、その心配を信じるに変えたとたん。
まるでその気持ちが通じたかのように
鎮痛剤をたった4日間(しかも2日間は半分のみ使用)安静2週間でみるみるちゃちゃマロの身体は治癒していくのでした。
今回は寛解するまでに実際に行ったホームケアや食事方法などについてまとめていきたいと思います。
絶対安静、抱っこはしない
獣医さんからは「ゲージレスト」という言葉で教えてもらいました。
ゲージレストとはクレートの左右にも移動できないわんちゃんサイズの空間でじっとしているようなことを指します。
もともと、ちゃちゃマロはおうちでのんびり過ごすことが大好きです。
ゲージの中であっても動かずに過ごすことができ、最適な治療方法でした。
絶対安静している2週間の間はちゃちゃマロの体調を考えお散歩はもちろん、抱っこも一切していません。
お薬
獣医さんから各種のお薬の強さについて説明をうけました。
強いお薬でちゃちゃマロの身体に負担をかけたくないと思っていたかーちゃんがお薬を選択できることは大変安心できることでした。
結果、一番副作用が弱い鎮痛剤を処方してもらいました。
そして、身体の状態によっていつでも少なくしたりやめても良いというお薬でした。
お薬によっては自己判断で減量できないものもありますので事前に獣医さんに確認しておくと安全です。
初日は症状の痛みで、ちゃちゃマロのテンションはだだ下がり…⤵︎
ちゅ〜るや湯がいたささみ、犬用チーズなど...ちゃちゃマロが好きそうなものを置いておきましたが、全く食べてくれませんでした。
しかし、鎮痛剤の効果もあり痛みを感じにくくなった2日後には食欲が戻り
🐶:ごはんはもうないの?
とケロッとした表情でおかわりをせがむほどでした。
痛みがなくなったと思っても絶対安静
鎮痛剤の効果もあり、痛みが和らいだお陰で
🐶:いたくなーーい❤️
と言わんばかりに、元気になります💪が、時折震える仕草がありました。
「治った!」と思いこんでいきなり動きすぎてしまい痛みを感じてしまうようです。
だからこそ、治ったと思っていても狭いところで絶対安静が必要なのですね。
再発防止のために
発症から4週間ほど経ち、ちゃちゃマロの表情から完全に痛みも消え
獣医さんから
👨⚕️:お散歩は徐々に開始して大丈夫です。
とお墨付きをいただきました。
さらによくなることを目指しリハビリを兼ねたお散歩が始まります。
初日はカートに入ってもらい、久しぶりのお外の空気を堪能してもらいます。
このときもまだ抱っこはせず、カートのバックを床に置き、自ら入ってもらいます。
そして数日経つと
🐶:あるきたいっ!!
というように外に出ようとするちゃちゃマロを見て少しずつ抱っこや短時間のお散歩を始めるようになります。
抱っこするときには獣医さんから教えてもらった
👩👨:今から抱っこするよ〜
と声をかけることは今でもかーちゃんととーしゃんのルールとなっています。
👨⚕️:抱っこする時に「今から抱っこするよ〜」と話しかけてあげればわんちゃんは抱っこされる準備として身を構えるので身体に力が入り抱っこしやすくなります。
犬と人間は会話できない。そんな先入観を取っ払ってくれた一言でした。
ホームケアの大切さ
病院嫌いのちゃちゃマロの精神的負担を極力軽減できないかとホームケアを考えました。
ペットシッターのdognannyさんはシニアケアもできる方でマッサージや負担がかからない爪切りの方法なども教えてくれました。
ちゃちゃマロもdognannyさんの優しい雰囲気で一瞬で虜に😍
安心の我が家でケアをしてもらう様子。ご機嫌~♪
病院での爪切りが大嫌いで、ブルブル震え
今にもおめめが飛び出しそうなくらいなのに…
裏に吸盤のついている早食い防止のお皿の上には大好きなかぼちゃペースト。
ペロペロしている間に
「はい、終わり♡」
足裏バリカンの音だって全然怖くありません。
少しのコツで楽しくなるのって嬉しいね。
何をするにも嬉しそうでお願いして本当によかったです^^
食事
病院でもおすすめされているような良質なドッグフードを食べていたにもかかわらず、ちゃちゃマロの毛が「なんとなくパサパサだなぁ...」と感じてた直後
椎間板ヘルニアを発症
原因は様々あるかと思いますが、すぐに食事を見直しナチュラルフードの「春夏秋冬」に変更しました。
さらに犬の栄養士さんから教えていただいた良質な油や季節の食材をプラスするようにしました。
水分を食事と一緒に摂取することがポイントだそうで、実践してからは椎間板ヘルニアの再発がないのはもちろんぴょんぴょことはねまわり、毛並みもツヤッツヤになっていくちゃちゃマロの姿を見て身体に取り入れるものの大切さを実感できたかーちゃんなのでした。
適切な「水分・油分・栄養分」のバランスをしっかり保つことが大切。
なのだそうです。
プロの栄養士さんへ相談できたことが、安心に繋がったことは間違いありません。
アニマルコミュニケーション
愛犬の痛みを間近にすると、飼い主の気持ちは心配でいっぱいになるのは当たり前です。
ただ、その心配は愛犬に通じてしまうもの。
アニマルコミュニケーターさんに気持ちを通訳してもらいちゃちゃマロの声を届けてもらえたことで安心することができました。
さいごに
状態が良くなるまで病院にかかったのは診断をしてもらった1日だけ。
回復はちゃちゃマロ本人の治癒力によるものです。
もちろんグレードや状態により適切な治療方法を選択することは大切ですが、飼い主が愛犬の治癒力を信じることで治癒を早め、愛犬の応援にも繋がる と思っています。
そう、改めて学ぶことができました。