ちゃちゃマロとの体験談

元保護犬、チワワのちゃちゃマロと一緒に過ごす中でかーちゃんが実際に体験した日常のおはなしです。

愛犬の急な症状が出た時にしたことは、人事を尽くし天命を待つことでした。

 

 


10月19日。

時計の針は3時ちょうどを指しています。

 

 


🐶💦:キャーーーーーーン

 

 

 

真夜中に痛々しい声が響き、ちゃちゃマロが寝ているゲージに急いで向かいました。

呼吸は荒く、身体は横になったまま震えていました。

 

 

椎間板ヘルニアの再発?!

 

 

皮肉にも緊急病院の診察時間は19時から夜中3時まで。

 

 

今、飼い主にできること…

まずは落ち着くこと。


とーしゃんを起こし、気持ちを落ち着けるためにも一緒にいてもらいます。

 

 

 

ちゃちゃマロも自分の身体の変化に驚いたようで起き上がり歩こうとしますが、うまく歩けません。

 


朝いちばんでかかりつけ医にお薬をもらおう。

 

 

出してもらっているお薬との相性が良いらしく、ちゃちゃマロの治癒力と合わさるとみるみる良くなるのでした。

 

 

病院の受付時間をネットで検索してみると

 

 

 

休診日

 


なんてこったい。

 

 

しかたなく、爪切りなど日常のケアでお世話になっている病院に薬だけ出してもらえないか相談してみようと受付時間を待って電話をしました。

 


👩:椎間板ヘルニアが再発したようなのですが、かかりつけ医がお休みでお薬だけでもいただけないでしょうか。使用しているお薬は…

 

 

以前、かかりつけ医で書いてもらったお薬の詳細を伝えます。

 


👨‍⚕️:出すのは構わないけど、当院だとそのお薬を扱っていないので類似のものを出すようになります。
体重は先日爪切りをした時と変わりはない?

 


👩:はい!ありがとうございます、取りに伺います!

 

 

と痛み止めをもらえることに安堵し薬をもらいに病院に向かいました。

 


帰宅後はすぐに薬を飲ませました。

 

が、


3時間たっても、変わらない症状に焦りを覚えました。

 

 

とーしゃんに

 

👨:薬飲んだの?

 

と聞かれるほどちゃちゃマロの表情から辛さが伝わってきます。

 

 

普段だったら

お薬が効き→眠りにつき→回復

という決まった流れのため、予想外の状態にびっくりしてしまいました。

 


さらにはパンディング(ハァハァと荒い息のこと)もひどくなり病院に電話で聞いてみることにしました。

 


受付の方から電話口が代わり、先生が出てくれました。

 

 

👩:呼吸が荒く目が飛び出しそうなほどパンティングしているのですが副作用とかですかね?緊急性としては大丈夫でしょうか。

 

👨‍⚕️:流れからして痛みでパンディングしているんだと思うけどね。

 

👩:痛みでパンティングしているんですね….

 

👨‍⚕️:僕が普段から実際に診ているわけではないし、何ともいえない...
そのうち落ち着くと思うけど?夕方に診察の予約を取りますか?

 

 

電話の声は少し投げやりで、あきれているようにも感じました。

 

 

👩:お願いします!!

 


実際に数時間後、少し落ち着いたと思える頃にパンディングはなくなりました。

しかし痛みは強いようで震えています。

 

 

そして普段先生にかかりつけで診てもらっているわけではないので、状態が想像しにくいのもわかります。

 

でも、かーちゃんは先生の言い方が苦手で家から近いこの病院には通わずに、電車で数駅先にあるかかりつけ医にお世話になっています。

 

 

夕方の診察に向けて、ちゃちゃマロにキャリーに入ってもらおうと動いてもらいましたが、その瞬間またパンディングが始まってしまいました。

 

 

その様子を見て、今のちゃちゃマロには少しの振動も適切ではないと判断し、かーちゃんだけで病院に向かいました。

 

👩:やはり、今痛みが強く動かすことが適切ではないと感じ本人(ちゃちゃマロ)は連れてこれませんでしたが、お電話だとちゃんとお伝えできない部分もあるかと思い、先生ときちんとお話したく来ました。

 


👨‍⚕️:わかりました。どうぞどうぞお座りください。

 

 

電話でのやりとりが別人のように丁寧で柔らかい口調で話してくました。

 

 

 

先生の口調が苦手だなと感じていましたが、

焦って話したかーちゃんの口調に対しても同じことを感じていたのかもしれませんね。

 

 


経緯や症状を伝ると看護婦さんが詳細にメモをとってくれ、処方してくれたお薬と併用できる別のお薬を出してくれました。

 

 


👨‍⚕️:副作用などの様子も見ながら明日かかりつけ医の先生と相談してくださいね。

 

 

翌日かかりつけ医でスムーズに経緯を伝えることができるよう時系列にメモにまとめました。

 

 

 

気づけば日も暮れ、その日に動ける限りのことはやりきりました。

 

 

 

 

これでひと安心と思い薬を飲んでもらいましたが、やはりいつものような改善はみられませんでした。

 

 

 

 

こうゆうときに寄りそってくれる言葉があります。

 

「人事を尽くし天命を待つ」


それは20歳になったばかりのかーちゃんに会社の上司が教えてくれた言葉でした。

 

 


かーちゃんがどのような行動をしてその言葉を教えてくれたのかは思い出せませんが、言葉だけは鮮明に覚えています。

 


意味は

人の出来る限りの行動を行い
後は天に全てをゆだねる。

若いときにはなんだかすごい言葉だけどよくわからない。
といった感じでしたが、今では本当によくできた言葉だなと感動を覚えるほどでした。

 

 

 

「人事を尽くし」は決して無理や我慢をし、あれこれするのではなく、「今自分ができる範囲のことだけを一生懸命行うこと」だと思っています。

 

 

 

翌日かかりつけ医にちゃちゃマロの状態を報告しました。

 

 

 

先生はいつもと変わらず親身に話を聞いてくれます。

 

 


お薬を飲んだ後、すやすやとおやすみできているちゃちゃマロの寝顔がありました。

 

 

 

痛がるちゃちゃマロを無理に連れ出して、昨日嫌々に病院で診察してもらっていたら...

と思うだけでもゾッとします💦

 

 

真夜中の3時ちょうどにちゃちゃマロの症状が出たことも

 

 

今することは痛がるちゃちゃマロを無理矢理連れ出し、何万円もかけて深夜にタクシーで焦って緊急病院に向かうことではなく

ただただ、落ち着きなさい。


といわれているように感じました。

 

 


そして、苦手と感じる病院にかかることは今回で最後にしようと思います。

 

 


突然のお薬のお願いにも対応してくれ、かーちゃんだけで診察に向かった時にも真摯に話を聞いて、対応してくれました。

 

 

 

でも、何かが合わないのです。

 

 

 

 

お薬もまったく効かなかったことにも意味があったと思います。

 

 

 

 

自分の気持ちに忠実に。

そして、落ち着いて今できることを真摯に行動することが大切なのだと改めて教えてもらったような出来事でした。